今年のゴールデンウィークは、休みが連続する大型の連休となった。
ひとによってさまざまな過ごし方があるが、今回の連休の私の過ごし方を書いてみたい。
一言でいえば、連休は、仕事漬けであった、いや、ならざるを得なかった。
仕事が溜まっているから仕方がないとあきらめるのか、それとも、仕事があって良かったと思うのか、この点に対する心構えが連休を楽しく過ごせるかどうかの分水嶺だと思った。そこで、無理やりでも、仕事があって飯が食べられるし、充実感も得られるし、本当の休暇(たとえば、8月の北海道旅行)を満喫することができる、と思うしかないと心に言い聞かせた。この心の持ち方だと、連休に仕事をすることは、気分がいい。例えば、出勤する時間も帰宅する時間も、平日とは異なり、全くの自由だから、とても気楽だ。それに、この連休の間も、主に小売業は営業しているのだから、そこで働く人たちと同じで「稼ぎどき」という意識を持って前向きに働くことが心身にとってよい。まさに充実の時間を過ごせる。
連休に入る前に、やるべき仕事のTO DO LISTを作成した。これに沿って、片っ端から処理していこうと思ったが、連休の途中から、これは無謀だと思い、一歩づつ亀のごとくスローに進むことにした。休日だから、事務所には一人しかいない。CDでマイフェーバリットミュージックをかけて、気分を高めて、ひとつずつ処理する。
CDはブックオフから購入するが、そのほとんどがイージーリスニングかオムニバスというジャンルだ。好きな特定の歌手はいない。自分が好きな、あるいは好きそうな音楽の入ったCDを買う。ブックオフだから、あまり値段は気にする必要はないのがとてもよい。仕事が一段落したときや食事で外に出たときについでに購入する。
考え事をするときは、歌のない方がいい。そこで、イージーリスニングのCDを選ぶ。単純作業の場合には、歌があった方が勢いづく。そこでは、いろいろな歌手が歌うオムニバスだ。5月3日、4日は夜の12時頃まで事務所にいることになった。あらかた終わったと言えるかは、5日の仕事の進み方次第だなどと思って、今日、仕事に取り組んだ。
結果、まあまあ満足する水準、仕事の進捗度合いとなった。また、今日、仕事をしていて、思わぬミスを発見してとても良かった。おそらく、これが通常の平日だったら、とても焦っていたと思う。なぜか、ミスを休日に発見し、そして解決できた。このことに、とても満足できたし、運がついていたと思う。
夜は、寝る前に本を読む。連休中だから、仕事関係の本は避ける。
「人生で大切なたったひとつのこと」ジョージ・ソーンダーズ著(海竜社)が薄くて、しかし、もっと人生を楽しくさせそうな内容だからという理由で読む。
あっという間に読み終わった。たったひとつのことは、自分に欠けているものだと思えた。明日から、いろいろな出来事や心の振幅に翻弄されながらも、このひとつのことは気にかけるだろう、という予感がした。
平成28年5月6日の25時 幸せな1日が過ぎていくことを実感する 公認会計士 村山秀幸